導入事例
この度のリニューアルで陣頭指揮に立たれた先生方はこう言われます。「残念ながら、25面マルチビジョンの映像を講義に生かした実績はあまりありません。そこで、リニューアルにあたり、どのようなことがしたいか、どのように講義に生かしたいか、どんな機器をつなぎ、どんなソフトを使用したいか、教員たちにアンケートをとり、その考えを集約して、同時に5社にオリエンしました」。そのご要望を受けた各社が様々な提案を行い、ご採用いただいたのがパナソニックです。それはPT-DZ21Kによる超大画面ワイド500型のフロント投写と、PT-DS20Kによる250型リア投写システムでした。「大学側のニーズを汲んで、さらに大画面を積極的に講義に活用させる方法をプラスアルファの形で提案してもらいました」、ここには常日頃から大学に出向き、現場のニーズを汲みあげていった担当者の力が大きかったのではないかと、ご評価もいただいています。
大講堂では一般の講義も行われます。取材に伺った当日は200人強の学生たちが受講する「統計論」の講義で、表計算ソフトを使用されながら統計学の実践。教師のパソコンを超大画面に投写し解説。表組みの枠線や、文字もくっきりと、後方からも認識できます。同じ表は、学生たちの個人パソコンにも表示されます。教師が大画面で操作し、学生がそれに倣って操作。すばやく理解することができ、講義の質も向上します。
この超大画面の導入を最初に提案された先生は「映像表現論を担当し、一環として映画表現の話も。その時に小さなモニターでは映像制作者の意図が伝わりにくいので、本来の大きなスクリーンで見せたかった」と言われます。あくまでも講義なので、映画館のように暗転させるわけにはいきませんが、この明るい環境で実に鮮明な映像に満足のご様子です。